【ドローン×奄美|vol.2】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜奄美大島で注意するところ〜

ドローン②_アイキャッチ

「奄美大島でドローンを飛ばしたい!」

観光で奄美大島に来る人のなかには、ドローンを持ってきて綺麗な海を空から撮りたいという人もいるのではないでしょうか。手頃な価格でドローンが手に入るようになり、奄美大島でもドローンで撮影している観光客の人を見かけることも増えてきました。

簡単に今まで撮れなかった空からの映像が撮れるようになった反面、ドローンによる事故は日本中で増えています前回の記事では、日本で定められたドローン飛行の法律についておさらいしました。

法律を遵守して飛ばしていただくことはもちろんですが、奄美大島の中でも気をつけて欲しいところがあります。なかなかガイドブックには載っていませんし、知らずに飛ばして後でトラブルになってはせっかくの旅が台無しになります。注意するポイントを読んで、安全にドローンを飛ばしてくださいね!

 

【ドローン×奄美|vol.1】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜日本のドローン法律〜

 

奄美大島のドローン飛行禁止区域はどこ?

まず、具体的に奄美大島ではどこが禁止区域になっているかご説明します。

奄美大島北部、奄美市笠利町の空港周辺と、人口集中地区の中心部・名瀬の街上空の飛行が禁止されています。

奄美大島 ドローン 禁止区域 drone 空撮

空港周辺の地図をアップすると、このようになっています。

奄美大島 ドローン 禁止区域 drone 空撮

付近の人気スポット・土盛(ともり)海岸や奄美パークは禁止区域になっています。あやまる岬、原ハブ屋辺りまで行くと禁止区域を外れますが、空港に向けての飛行は注意が必要です。

では次に、島中心部の名瀬の街の周辺を確認します。

奄美大島 ドローン 禁止区域 drone 空撮

赤いところが禁止区域です。空港から名瀬まで走って来た場合、回転寿司のまんてん(名瀬小浜町)辺りの上空から禁止区域になります。和光町から来た場合、和光トンネルを抜けたら禁止区域です。そこから長浜のトンネルと、南部・瀬戸内町に向かう58号線の最初のトンネルまでは禁止区域になります。

これ以外の場所では、人や建物から30m以上の距離を保ち、地上150m以内で日中、目視できる範囲であれば許可がなくドローンの飛行ができます。

詳しい地図を確認したい人は、こちらのページから確認してください。

 

奄美大島のドローン飛行で注意して欲しいこと

法律上では上記の場所が禁止されていますが、それ以外でも奄美大島でドローン飛行を行うときに注意して欲しいところがあります。飛行されるときには確認をしてから飛ばすようにしてください。

また、私有地の上空を飛ばす場合は地権者の了承、撮影許可を得ることを前提としてください。

パラグライダーやドクターヘリが飛ぶ

奄美大島でパラグライダーサービスを提供しているHAPPY SKYさんは、天候にもよりますが、あやまる岬やハートロックのある海岸、島の最北端でパラグライダーをしていることがあります。

高度は150mまで飛ぶらしく、ちょうどドローンの飛行空域と同じです。ドローン飛行をするときにパラグライダーを見つけたら、ぶつからないよう細心の注意を払って飛行してください。できれば時間をずらすか、サービスを提供しているところに確認を取ってから飛行するのが良いと思います。

他にもドクターヘリが飛ぶことがあります。島の南部や加計呂麻島から名瀬にドクターヘリが飛ぶことは結構あります。ドクターヘリは基本的に150m以上の上空を飛ぶそうですが、離陸・着陸時は150m以下の上空を飛行することもあります。もし飛行中にヘリの音が聞こえたら高度を下げるようお願いします。

他にも自衛隊の飛行機が飛んでいることもあります。上空に飛ぶのは飛行機だけと思わず、他のものとぶつからないように気をつけて飛行させてください。

 

露天風呂がある

露天風呂があるホテルがあります。露天風呂に入っているときにドローンの音が聞こえたら・・・たとえ盗撮しているわけでなくても気になりますよね。せっかく温泉でリラックスしているのに台無しです。

露天風呂があるホテルの周辺では飛ばさないようにしてください。もし飛ばす場合は、ホテルに確認を取り、人がいない時間を選んで飛行させてください。

奄美大島で露天風呂があるのはこの3つです。

山羊島ホテル(奄美市名瀬)

5階の露天風呂からは名瀬湾が一望でき、朝6時から夜の11時までやっています。露天風呂は天井が完全にないので、ドローンで撮ってしまうと完全に盗撮になります!

奄美体験交流館(奄美市住用町)

薬草を使った露天風呂があります。露天風呂といっても、安心のために壁で囲われているので景色はあまり見えません。ですが、ドローンで撮影すると映ってしまう可能性があるので注意が必要です。

平日と土曜日は15時から21時、日曜日は13時から21時までで月曜が定休日です。月曜日か午前中であれば問題なく飛ばせます。

THE SCENE(瀬戸内町)

奄美大島で唯一の天然温泉です。宿泊者しか入れませんが、波の音を聞きながらの温泉は最高です。7時から夜中1時まで入れますので、日中に周辺をドローンで飛ばす場合には確認が必要です。

イベントや撮影をしている場合がある

奄美大島のホテルや公園では、結婚式を行なっていたりテレビや雑誌の撮影をしている場合があります。大浜海浜公園(奄美市名瀬)でドローンを飛ばす場合は事前に許可が必要です。結婚式などのイベントや撮影で使われることが多く、予定がバッティングしないために事前の申請が必要になったようです。隣接している海洋展示館で書類を提出すれば許可が得れます。

許可を得るためには、国土交通省の許可証、保険加入の証明書、操縦者と管理者の身分証明書が必要になります。

他にもホテルでイベントや撮影を行なっていることがあります。許可がいらない地域といえど、ドローンが映り込んでしまうとまずい場合や、音が迷惑になることがあります。近くの施設には念のため確認を取ってから飛行するのが無難かと思います。

 

騒音問題の配慮

ドローンを飛ばすと、結構大きな音がします。機体によっては、100m離れていても音が聞こえるほど大きな音です。普段静かな集落に住んでいる人が聞けば、「何事か?!」と驚くでしょう。

島は波の音や風の音、鳥の声しか聞こえない良さがあります。ドローンの大きな音が聞こえると、まるで家の近くをうるさいバイクが通ったような不快感を感じる人もいると思います。

とはいえ、集落周辺で飛ばすときに一軒一軒訪ねて許可を取っていくのは現実的ではありません。なるべく集落の人の迷惑にならないよう、少し離れたところから飛ばして、集落に近づきすぎずに迂回して飛ばすのが良いと思います。

この点に関してはまだまだ協議の余地があると思っていますが、ぼくが考える限りもっとも現実的な方法かと思います。幸い島は集落と集落の間にある程度距離があるので、誰もいないところから飛ばすのは難しいことではありません。

 

奄美群島国立公園内の飛行について

平成29年3月、奄美群島国立公園が誕生しました。

このことを受け、環境省には国立公園内でのドローン撮影についての問い合わせが増えているそうです。

確認したところ、国立公園だからといってドローンの飛行が禁止されているわけではありません。ただし、マングローブ原生林や金作原原生林、湯湾岳など特別保護地区に指定されている場所の植物を傷つけてしまうと問題になります。

ドローンを飛ばしていて一番怖いのは何かに接触することです。なので、操縦者がむやみにドローンを木々に近づけることはしないと思いますが、自然公園法で木々の損傷が規制されています。プロペラで木を傷つけてしまわないよう気をつけてください。

特別保護地区がどこかは、環境省のホームページにあるPDFで確認できます。

 

奄美大島でのドローン撮影のポイントはご理解いただけましたでしょうか。

「どこだと安全に飛ばせるか分からない…」

そんな人に向けて、次回は奄美大島でのドローン撮影のおすすめスポットをご紹介していきますのでお楽しみに!

 

※奄美大島の方でここも注意してほしいという所がありましたら、奄美大島観光物産連盟までご連絡ください。

 

この記事を書いたフォトライターPHOTO WRITER

映像エディター/予備校スタッフ 兵庫県出身。奄美群島の文化に魅かれ、2017年1 月に奄美大島に移住。島暮らしや島の文化を伝えるために自身のメディア、離島ぐらし(http://rito-life.com/)を運営する。

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