【奄美大島】孤島のグルメ~第03話~ 奄美で美味いめし屋を探して、屋仁川通りから少し外れにある「~Diningめし屋~ふくちゃん」

島食

2019/01/30

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間瀬 るみえ(TLWorks)

【奄美大島】孤島のグルメ~第03話~ 奄美で美味いめし屋を探して、屋仁川通りから少し外れにある「~Diningめし屋~ふくちゃん」

奄美大島も冬真っ盛り!

東洋のガラパゴスといわれる奄美大島も、1月~3月はかなり寒くなります。

 

そんな奄美は、年末年始は「飲み会」が多く、島人はお酒が大好き!私、るみえもたくさん飲み会に参加し、移住2年目になる奄美の冬を楽しんでおります。

 

飲食店が立ち並ぶ奄美大島の「屋仁川通り」。
ここ屋仁川通りは、都会と違い深夜遅くまで開いている飲食店は数少なく、夜0時を回ると街も静かになっていきます。
そんな中!深夜3時まで開いているめし屋を発見!

飲み終わりに小腹が空いた私は、屋仁川通りから外れた場所にある「ふくちゃん」と書かれた看板に吸い寄せられていきました。

 

孤島のグルメ~第03話~は、深夜までガッツリめしが食べれる「~Diningめし屋~ふくちゃん」をご紹介します。

■孤島のグルメ(全6話)■

【奄美大島】孤島のグルメ~第01話~ 奄美市名瀬の屋仁川通りにある、関西お好み焼き「チャイルド」
【奄美大島】孤島のグルメ~第02話~ 奄美でバル女子会といえば名瀬屋仁川通り沿い「Tapas&Smoke Tonari」
【奄美大島】孤島のグルメ~第03話~ 奄美で美味いめし屋を探して、屋仁川通りから少し外れにある「~Diningめし屋~ふくちゃん」
【奄美大島】孤島のグルメ~第04話~ 奄美の島料理を食す、島人から観光客まで人気の屋仁川通りにある「居酒屋若大将」
【奄美大島】孤島のグルメ~第05話~ 屋仁川通りで深夜まで営業!奄美の老舗喫茶店「カフェテラス貴望」
【奄美大島】孤島のグルメ~第06話(最終話)~ 小料理屋で飲んで歌ってハッピー!奄美市屋仁川にある島人が集まる小料理屋「たんぽぽ」

 

飲食店が立ち並ぶ屋仁川通り、少し外れにひっそりと光る看板を発見!

「~Diningめし屋~ふくちゃん」の看板

奄美の繁華街、屋仁川通りを抜けた道路沿いに光る看板。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」の入り口

「めし屋ふくちゃん」ということは、ふくちゃんが店主だろうなぁ~と思いながら、ドアを開けて店内へ。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」店内の様子
店主が1人「いらっしゃいませ~」と笑顔で迎えてくれました。アットホームな雰囲気の店内はカウンターのみ。ゆったり10名は座れます。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」カウンター席に座ってメニューを見る女性

「お好きなところにどうぞ~」と言われ、とりあえず座るなりメニューを確認。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」ドリンクメニュー

グラスに生ビールを注ぐ店主

まずもちろん、「アサヒ生ビール」を注文!

アサヒ生ビール

いただきます!

カウンター席で生ビールを飲む女性の横顔

キンキンに冷えたビールをごくり。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」フードメニュー

フードメニューには「しっかりご飯(サラダ付)」「Pasta(サラダ付)」「ふくちゃん手づくりナン」「サラダとおつまみ一品」と書かれています。

カウンター越しに話す店主と客

フードを注文しようとしていると、「今日は、裏メニューのハンバーグ定食があるよ」と一言。

 

なんと、裏メニューがあるという(笑)
わたし:「それ、ください!」

 

後もう一品食べたいな~と思い頼んだのは「グリーンカレー」。

どんなご飯が出てくるのか楽しみに待ちながら、店主とお話をさせて頂きました。

 

 

奄美で深夜営業、なんと夜中3時まで店主ふくちゃんこだわりのガッツリめしが食べれます!

 

カウンター越しに会話が盛り上がる店主と女性客

わたし:「なんで、店名はふくちゃんなんですか?」
ふくちゃん:「(笑)僕の苗字が福島なんよ、中学から呼ばれてるかな」

 

わたし:「あれ?話し方が関西弁!ふくちゃんは、関西人ですか?」
ふくちゃん:「そうそう、大阪やで~」

 

店主ふくちゃんは、大阪人でした。大阪人のわたしは親近感がより増して話が弾みます。
ふくちゃんが奄美大島に来たのは約10年前、ひょんなことから大阪の友達が龍郷町で商売をする手伝いをしに来たのがきっかけだそう。

 

カウンターで生ビールを飲む女性

 

人生何が起こるか分からないですね。
その間にたくさん奄美の方々にお世話になり、なにか恩返しができたらと思いお店を開店。
この屋仁川で2019年8月で丸4年目になるそうです。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」ハンバーグを盛り付ける店主の後ろ姿

ふくちゃんは、とっても良い匂いのハンバーグを作りながら、ぼそっと「ええか悪いか分らんけど、なんとか皆さんのおかげで今があるんよ」と一言。
営業時間は、19:00~翌3:00と書いているが今は21:00~翌3:00だそう。
でもお客さんがいるのであれば、4:00でも5:00まででも開いているという、お客さん重視のなんて良いお店だこと!
ふくちゃん:「サラダのドレッシングは、①シーザー②和風③イタリアン④胡麻、どれがいい?」と。ドレッシングは選べるスタイル。
ハンバーグにもグリーンカレーにもサラダ付きなので、和風とイタリアンをチョイス。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」カウンター越しに料理を受け取る女性

ふくちゃん:「はい、どうぞ~」

「~Diningめし屋~ふくちゃん」ふくちゃん特製デミグラスハンバーグ

これぞ!ふくちゃん特製裏メニュー「デミグラスソースハンバーグ、サラダ付」1200円也。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」ハンバーグを食べようとする女性
ご飯は大盛もOK。深夜にお腹が空いてもふくちゃんならガッツリ飯が食べれます。

 

デミグラスソースハンバーグを食べたい方は、ふくちゃんに一度聞いてみてください。あったらラッキー!(笑)
毎日作るわけではないので、食べたい方は予約しておくのが無難です!店主ふくちゃんは変態なのでこだわりが半端ない!(笑)
ハンバーグは仕込みに2日間、1日ねかせて作るそうです。

 

「~Diningめし屋~ふくちゃん」話に驚く女性客
ふくちゃんから「調理は全て家庭用のもので行う」と聞かされたときの、わたしの驚きの顔。

それではいただきます!

「~Diningめし屋~ふくちゃん」ハンバーグを食べる女性

きのこたっぷりのデミグラスソースはすっごく濃厚、ハンバーグは柔らかくお肉のジューシー感は残ったままで、まさに白飯にバッチリ~!
サラダもあり、ポテトフライもあり、かなりガッツリ飯です。

 

わたし:「家庭用調理器で作れるのならば、家で作りたい・・・(笑)」

「~Diningめし屋~ふくちゃん」ハンバーグを食べる女性の横顔

すんごく、おいしいぃぃぃぃぃぃ~!!!!!

「~Diningめし屋~ふくちゃん」カウンター越しにグリーンカレーを受け取る女性客
ふくちゃん:「はい、次はグリーンカレーです!」

「~Diningめし屋~ふくちゃん」グリーンカレー

「~Diningめし屋~ふくちゃん」セットのサラダ

続いて「グリーンカレー サラダ付」950円也。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」グリーンカレーの匂いを嗅ぐ女性

めちゃくちゃいい匂いです!

 

「~Diningめし屋~ふくちゃん」グリーンカレーを食べようとする女性

鶏肉とお野菜たっぷりのグリーンカレーもいただきます。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」グリーンカレーを食べる女性

このグリーンカレーもまた、絶品!

「~Diningめし屋~ふくちゃん」グリーンカレーを食べる女性の横顔
カレールーがたっぷりなので、ご飯がすすむ!すすむ!

夜中のお客さまは、カレーを注文される方が多いそうです。夜21時以降の仕事帰りの皆さまにおすすめです。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」カウンターの奥から話しかける店主

しっかり野菜も食べれる、ご飯もガッツリ!とありがたいめし屋ふくちゃん。
今回は食べれませんでしたが、ふくちゃん特製のナンも美味だそう。発酵に寝かせる時間が必要とのこと。これまたこだわりが溢れていました。

 

女性が喜ぶ!甘党集まれ~!ふくちゃん特製デザートまで堪能!

【奄美大島】「~Diningめし屋~ふくちゃん」ふくちゃん特製フレンチトースト

ふくちゃん:「デザートいる?」
わたし:「え?食べたいです!!!」

その一言で、お腹いっぱいだったのに、デザートの口に。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」フレンチトーストを切り分ける女性

じゃじゃーん!「ふくちゃん特製フレンチトースト」600円也。

甘~い匂いとともに、生クリームと蜂蜜たっぷりとこのボリューム!※写真は2名様用

 

「ふくちゃん」の名物デザートはワッフルなのですが、今ちょうどワッフルメーカーが故障中とのことで、別のデザートを用意してくれました。

「~Diningめし屋~ふくちゃん」フレンチトーストを食べる女性

柔らかいパンにしっかりとしみ込んでいる卵の甘み、生クリームと蜂蜜とのコラボレーションが口の中で広がり、思わず笑みがこぼれます。

このフレンチトーストにもふくちゃんのこだわりが…。パンを秘伝のタレに1日つけて味をしみ込ませていました!
妥協を許さない徹底したこだわりのふくちゃん飯。
本当に、ごちそうさまでした!

 

店内はふくちゃんへの愛がたっぷり!お客さんからふくちゃんへの一言コメントの付箋が!

【奄美大島】「~Diningめし屋~ふくちゃん」付箋に書かれたメッセージ

カウンター席には、何やら色とりどりの付箋がありました。

 

「~Diningめし屋~ふくちゃん」ピンクの付箋

わたし:「この付箋は、なんですか?」
ふくちゃん:「メモ変わりに置いてた付箋を、お客さんが勝手に書いて帰ってったのがきっかけ。今は、好きに書いて好きに貼ってもらってるよ」

 

この付箋は静電気でくっつくようになってて、とれそうなのはガムテープでとめての繰り返しをしているようで、カウンターにはたくさんのお客さんの言葉やイラストが敷き詰められていました。

 

【奄美大島】「~Diningめし屋~ふくちゃん」付箋に書かれた店主の似顔絵

中には、ふくちゃんにそっくりなイラストも!似ています!

ほっこりするような言葉がたくさん。「ありがとう、美味しかったです!」これこそが、このお店がお客さんに愛されている証だと実感しました。

 

奄美「~Diningめし屋~ふくちゃん」店内壁のディスプレイ

お客さんがお店を作っているような空間がすごく素敵。

 

奄美「~Diningめし屋~ふくちゃん」ピンクの付箋に書かれたメッセージ

わたしも、書かせて頂きました!ちょっと目立つところにペタリ。ありがっさまりょーた!!!

 

ご予約は電話で受付しています。5名以上の団体様であれば、3000円~コース料理が可能だそう。
ふくちゃんこだわりのコース料理もとっても魅力的ですね!

 

奄美「~Diningめし屋~ふくちゃん」カウンター越しに語らう店主と女性客

ふくちゃんは、お店を1人で切り盛りしています。
今回はお客さんがわたしだけだったので手際よくすぐ作ってくれましたが、混雑時は注文から出てくるまで時間がかかる場合があります。

そんな時間もゆったりと待っててくれるお客さまが多くて、「本当にありがたい限り」と。

奄美大「~Diningめし屋~ふくちゃん」店主とのツーショット

深夜まで、いや、明け方まで営業している「~Diningめし屋~ふくちゃん」。仕事帰り、飲み会帰りにお腹が空いたら、ふくちゃんへ。

 

アットホームな雰囲気と、ふくちゃんこだわりのうまい飯があなたを待っています!
奄美大島に来た際は、是非一度足を運んでみてくださいね!

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この記事を書いたフォトライター

間瀬 るみえ(TLWorks)

間瀬 るみえ(TLWorks)

フリーライター/ダンス講師 大阪市出身 バリバリの関西人でシティガール。2017年8月、大阪を離れ奄美大島へ移住 祖母が徳之島出身の奄美3世。現在はフリーライターと奄美のFOXYCANDYDANCESTUDIOにてダンス講師を行う。 奄美諸島の島人と自然に触れながらTLWorks(https://www.tlworks-japan.com/自身のブログで、テクノロジーと奄美諸島の魅力を発信中。

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