【ドローン×奄美|vol.6】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜奄美大島でのドローン撮影のコツ〜

島景

2019/05/01

ペン

田中 良洋

奄美大島でドローン 空撮 drone amami

全6回でお届けしています、奄美大島でドローンを飛ばす人にお伝えしたいこと。今回で最終回になります

前回までは、日本のドローンのルール、奄美大島で飛ばす場合に注意する場所、北部、中部、南部のおすすめ飛行場所をお伝えしてきました。

■ドローン×奄美シリーズ(全6回)■

【ドローン×奄美|vol.1】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜日本のドローン法律〜
【ドローン×奄美|vol.2】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜奄美大島で注意するところ〜
【ドローン×奄美|vol.3】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜奄美大島のおすすめスポット(笠利・龍郷エリア)〜
【ドローン×奄美|vol.4】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜奄美大島のおすすめスポット(名瀬・住用・大和村エリア)〜
【ドローン×奄美|vol.5】奄美大島でドローンを飛ばしたい人へ〜奄美大島のおすすめスポット(宇検村・瀬戸内町エリア)〜

最終回の今回は、奄美大島でドローンを飛ばすときのコツについてお伝えします。

「まだそこまで操縦経験はないけど、奄美大島でドローンを飛ばしてみたい」という、ドローンは持っているけどほとんど飛ばしたことはない初心者の人に向けてお話します。ぜひ参考にしてみてください!

 

ドローンの設定はオートで大丈夫!

空を飛ぶドローン

使っているドローンの機種にもよりますが、設定はたくさんあります。カメラと同じように、ホワイトバランスやシャッタースピードを変えられるものもあります。

慣れてくればドローンの設定を変えて、より綺麗な写真や映像が撮れるようになりますが、まずはオートの設定で問題ありません。

写真や同じ位置から撮影するのであれば設定を変更しても構いませんが、動画を撮影する場合は動かした方向によって最適な設定が変わってきます。

オートであれば撮影対象の変化に勝手に対応してくれるので、初心者の人はオートで撮影してみましょう!

 

ドローンの後ろに太陽が来るように撮ろう!

「逆光でうまく撮れない・・・」

カメラで撮影する時に、映したいものが暗くなってしまい、うまく撮れなかったことはありませんか。

それはきっと、逆光のせいでしょう。カメラを撮る時、逆光と順光を知っておくことはとても大事です。
順光とは、被写体の正面から光が当たっている状態逆光とは被写体の背面から光が当たっている状態です。

順光の場合、被写体に光が当たるので明るくなりますが、逆光の場合は後ろから光が当たるので、映したいものが影になり暗くなってしまうのです。

カメラで撮影する場合は、逆光もうまく利用すれば素敵な写真が撮れるのですが、ドローンの場合は順光の方が綺麗に撮れます。

ちなみにこちらが奄美大島のあやまる岬で撮影したドローンの画像です。逆光なので、少し暗い画像になっています。この日は画像の左上に太陽がありました。

奄美大島 でのドローン空撮写真

下の画像は、同じ位置でドローンを180°回転させて撮影したものです。

奄美大島 でのドローン空撮写真

下の画像の方が木々や海の色が綺麗に見えていると思います。

コツは、ドローンの後方に太陽が来るようにして撮影することです。ドローンを上空に飛ばしたら、一度その場で一周させてどちらが綺麗に見れるかを確かめてみてください。きっと順光の方が綺麗に見れるはずです。

景色を映す場合は順光を意識して撮影するだけで綺麗な写真や映像が撮れます。もちろん、朝日や夕日を撮りたい場合は太陽の方に向けても構いません。

奄美大島の場合、海側から海と島を映すなら、午前中は島の西側の海、午後は東側の海で飛ばすと綺麗な景色を撮影することができます。目安にしてみてくださいね!

 

ドローンは一定の方向と速度で飛ばそう!

空撮するドローン

ドローンで映像を撮る場合、うまい人と下手な人の一番の違いは、一定の方向で飛ばせているかです。動きが滑らかであればあるほど、映像は綺麗に見えます。

たとえば真っ直ぐドローンを飛ばしていたとして、「あ!もう少し右側を撮りたい!」と思ったとします。このとき、途中でクイっと機体を右側に向けてしまっては台無しです。

真っ直ぐと決めたら、最初から最後まで同じ方向で進む。これが綺麗に撮影するコツです。あっちを向いたりこっちを向いたり、映像がガタガタしてしまうとあまり美しく見えません。

こちらの映像を見ていただければ、ガタガタするとはどういうことかが分かると思います。

右、左、上、後などいろんな方向でドローンの撮影はできますが、決めた方向は途中で動かさず、じっと最後まで同じ方向で撮ること。

スピードを途中で急に緩めても映像がガタガタするのでおすすめしません。あまり速い映像は見ている方も酔ってしまうことがあるので、コントローラーはゆっくりと動かして、一定の速度で動かすと良いです。

ドローンの操縦に慣れていない人は、どうしても途中で方向を変えてしまったり、コントローラーをいきなり動かしたりしてしまいがちです。まずはゆっくり、同じ方向、同じ速度で!そうすると奄美大島の景色を綺麗に撮影できますよ!

 

ドローンを捕まえる男性

全6回でお伝えしてきました「ドローン×奄美」。
ドローンは私たちに新しい世界を見せてくれる道具です。雄大な自然が広がる奄美大島。空から見る風景は、また違った表情を見せてくれることでしょう。

しかし、一方でドローン撮影のトラブルが増えていることも事実です。

決まりはしっかり守って、空から奄美大島の綺麗な景色をお楽しみください!

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この記事を書いたフォトライター

田中 良洋

田中 良洋

映像エディター/予備校スタッフ 兵庫県出身。奄美群島の文化に魅かれ、2017年1 月に奄美大島に移住。島暮らしや島の文化を伝えるために自身のメディア、離島ぐらし(https://rito-life.com/)を運営する。

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