生まれ育った海と自然を愛し、守り、伝える。ボブマリン奄美 円山正吾さん

奄美大島の南、瀬戸内町。中心街の古仁屋から車で10分ほど。

水色の海と白い砂浜がふわぁっと拡がる清水(せいすい)集落にマリンショップ「ボブマリン奄美」はある。

オーナーの円山正吾さんは生まれも育ちも清水という生粋の島人。

13313567_183838225346429_1086553905_o

家から徒歩一分で海岸という立地で、子どもの時からとにかく海で遊んでいたという。

そんな慣れ親しんだ奄美の海、自然のすばらしさを感じてほしいと、『子どもからお年寄りまで、みんなで楽しめるマリンショップ』をコンセプトに、東京や沖縄で現場経験を積んだのち、生まれ育った清水で「ボブマリン奄美」を立ち上げた。

13334837_183837905346461_1866586554_o

清水集落が面するのは、奄美大島と加計呂麻島に挟まれた内海の大島海峡。台風以外は海が荒れず、冬でも波が穏やかでマリンスポーツには最適。

13321088_183837928679792_1471893579_o

 

サンゴや魚が綺麗に見えるとびっきりのスポットが浜から近いのも魅力。

13334558_183838168679768_1553394274_o

メニューや要望に合わせて、天気や風向きをみながらその日の一番いいところを案内する。

13313754_183838118679773_1332946617_o

上の写真は瀬戸内町で発見され、話題になったアマミホシゾラフグが作る”ミステリーサークル”。奄美大島南沖、琉球諸島近海にしかいないというアマミホシゾラフグに会うことができるかも!

奄美のよさは“何もないところ“

日々観光客に接している円山さん。奄美の魅力は?とたずねるとこんな答えが返ってきた。

「奄美の良さは、何もないところ。不便すぎるところがいい。

奄美に戻る前に働いていたところは都会で観光化しすぎていて…海岸がバナナボートで一面埋まっているような状態。

かたや、奄美はどこへ行ってもプライベートビーチ。それがいいんです」

13313801_183837935346458_959518350_o

「だから、めいっぱいお客さんを増やして観光化していくというよりは、今ぐらいのペースで、何もない、不便な奄美を守りたいし、伝えたいんですよね」

13313361_183838222013096_190902003_o

 

島の若者に奄美の自然の魅力を伝えたい。

島に住んでいると綺麗な海、白い砂浜が当たり前。

「自分も東京に出て、奄美の良さを再確認したんで、分からないと思うんです。

お客さんは、自分たちにとってはなんともないような、たとえば港から出航するだけで海の綺麗さにわーーーっと歓声を上げるんですよね。」

綺麗なところが普通にあるけれど、それってすごいことなんだよと、島の若者、特に高校生に伝えたいのだという。

実は奄美大島のマリンショップは、8~9割が移住してきたIターンの人がやっているのだそう。生粋のシマッチュ(島人)である円山さんは、

「島の人こそ島の魅力を認識して、若者が仕事や将来を考えるときに、島の海や自然の仕事も視野に入れてもらうことができれば」とも願う。

また、奄美の自然を次の世代に引き継ぐために、自然保全活動にも積極的な円山さん。

「綺麗な海を守りたい。島の人間だからこそ、自然を守りたい。」

 

島の未来を想いながらそう語る彼自身もまた、海のように美しく、キラキラと輝いている。

円山正吾

1985年生まれ ボブマリン奄美代表

子供からお年寄りまでみんなで楽しめるマリンショップをコンセプトに、生まれ育った清水でボブマリン奄美をオープン。

ダイビングやシュノーケルだけでなく、無人島ツアーや魚釣り、カヤックなど豊富なメニューが魅力。

たくさんの人に島の魅力を伝えるとともに、環境保全、雇用など様々な角度から島の未来に貢献したいと活動している。

http://www.bm-amami.com/

この記事を書いたフォトライターPHOTO WRITER

千葉県出身。菓子職人でタロット占い師。 奄美出身の夫と結婚し、初めて訪れて以来奄美大島の虜に。 千葉でケーキカフェainowaを営んでいたが出産を機に閉店。 2015年、家族で大好きな奄美大島に移住。 奄美でもイベントなどでお菓子をつくって出店している。

関連記事PEOPLE 島人

Copyright © 2016 一般社団法人あまみ大島観光物産連盟 All Rights Reserved.