無添加無農薬にこだわる隠れ人気カフェ「チルチルcafe」 野遊びツアーも人気(瀬戸内町阿木名)

島遊

2017/01/30

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きょうこ

瀬戸内町の阿木名集落にある「チルチルCafe」。

Iターンのご夫婦「おとうちゃん」と「おかあちゃん」が営むこのお店は、身体によい素材だけを使い、奄美の自然が凝縮された味を楽しめるとあって、何度も足を運ぶファンが多いお店です。私もそう。

瀬戸内町の阿木名集落にある「チルチルCafe」

おとうちゃんが一から手作りしたカフェスペースは、なんだか秘密基地のような雰囲気で、童心にかえったようなワクワクした気持ちになります。

今回は、ちょっぴりシャイな、おとうちゃんにお話をうかがいました。

 

体のもとになる食事を大切にしたい。こだわりのカフェ

お店で出すものはできるだけ無添加・無農薬のものを。

瀬戸内町の阿木名集落にある「チルチルCafe」のメニュー

料理の食材は、ご夫婦で育てられたものがほとんど。
化学肥料や消毒薬は使用せず、自然に、大切に育てています。塩も海水から手作りします。

瀬戸内町の阿木名集落にある「チルチルCafe」で使用される新鮮野菜

週4日の営業日以外も畑作業と料理の仕込みで予定はギッシリ。
おとうちゃんは「大好きな釣りに行く暇もない。」と笑いながら言います。

瀬戸内町の阿木名集落にある「チルチルCafe」畑作業

「チルチルCafeは、カフェ・農業・アウトドアの3つの柱で考えています。農業は大変だけど、好きでやっているんだから仕方ないかな。それに付き合ってくれるお客さまがいらっしゃるのがありがたいです。今後は、農業とアウトドアにもっと力を入れていきたいですね。」

 

有機栽培の農業で、奄美の美味しい食材を広めたい

ご夫婦が移住を決めた理由の一つが、島のタンカンの美味しさ!

瀬戸内町の阿木名集落にある「チルチルCafe」タンカン畑
チルチルCafeでは鶏を放し飼いにした畑でタンカンを育てています。
もちろん、無農薬。
シーズンには島外発送もしています。

「島には美味しいものがたくさんある。タンカン以外にも、有機栽培の農業で島のものをアピールしたいですね」

美味しそうにタンカンを頬張る子ども
「安心・安全なものを子どもに食べさせたい」との思いからスタートした農業は、試行錯誤しながら、日々、進化中です。

 

奄美の自然をダイレクトに感じる「野遊びツアー」

奄美に移住する前は、バックパックを背負い、十数か国を旅してきたおとうちゃん。

「チルチルCafe」では、そんなおとうちゃんのガイドで、川遊びを中心とした「野遊びツアー」を提供しています。

奄美「チルチルCafe」の野遊びツアー

ご自身も小さな子どもとアウトドアを楽しんできた経験を生かし、お子さま連れにも楽しめるものを考えてくれます。
奄美「チルチルCafe」の野遊びツアー

「野遊びツアー」では、もちろん食事もあり。というか、食事がメイン?

奄美「チルチルCafe」の野遊びツアー、自分で獲ったタナガを食べる奄美「チルチルCafe」の野遊びツアーお釜で炊くご飯

「自然の中で食べるごはんが一番おいしい!自分でとったエビや貝があれば、なおさら」
「冬は川遊びは少し難しいけど、焚火をしながら海を見るのもいいですよ」
と、シャイなアウトドアの達人からは、遊びのアイディアが次から次へと出てきます。

島の魅力がギュッと詰まった「野遊びツアー」は、島内在住のお客さまも多いそう。
「チルチルCafe」を通して、別の角度から奄美の楽しみを提供してくれるようです。

あなたもご夫婦のこだわりがたっぷり詰まったチルチルCafe で、奄美の魅力を感じてみてはいかがでしょうか?

<写真提供:チルチルCafe>

 

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この記事を書いたフォトライター

きょうこ

きょうこ

奄美在住3年目、2児の母。「奄美のことを、もっとたくさんの人に知ってもらいたい」という思いでライターに。好きな島の食べ物はフティムチ(ヨモギ餅)!食べ物の美味しさ、自然の美しさ、人の優しさを存分に感じながら、のんびり島生活を満喫中です。

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