奄美最高峰・湯湾岳に一番近い遊び場“奄美フォレストポリス”

国立公園になった湯湾岳

2017年3月7日、国内で34番目となる国立公園「奄美群島国立公園」が生まれました。この国立公園は、奄美5島の陸域約422平方キロメートル、海域約331平方キロメートルからなります。

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国内最大規模の亜熱帯照葉樹林、アマミノクロウサギなどの固有又は希少な動植物、琉球石灰岩の海食崖や世界的北限に位置するサンゴ礁、マングローブや干潟など多様な自然環境を有していることが評価されたのだとか。政府は2018年の世界自然遺産を目指しており、今回はその弾みになると期待されています。

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3月下旬に満開になる、絶滅危惧のアマミセイシカ

その中でも奄美大島の大和村と宇検村にかかる湯湾岳とその周辺は、特別保護地区に指定されており、そのすべての動植物が保護されることになりました。

湯湾岳の麓にある森林都市“奄美フォレストポリス”

湯湾岳(地元の人は奄美岳とも言う)の頂上へは大和村側の駐車場からボードウォークをつかって徒歩で15分、宇検村の登山道からは約1時間ほどです。

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湯湾岳は信仰の対象でもあり、頂上近くには神社がある
木々が生い茂り、決して見晴らしはよくありませんが、貴重な動植物を観察できます。頂上付近の道路ではよくアマミノクロウサギのフンが落ちています。

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アマミノクロウサギの注意看板

この湯湾岳の麓に広がる福元盆地に整備された施設が、奄美フォレストポリスです。宿泊できるバンガロー(4人×4棟、16人×1棟)、虫やハブを避けるために1m以上の高さのあるキャンプサイト、常設のテントサイトがあります。

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その他に、亜熱帯の植物や昆虫を観察できる遊歩道“水辺の広場”、日本グラウンド・ゴルフ協会認定コースのまほろば大和グラウンド・ゴルフ場、サッカーやラグビーができる多目的運動広場、100円でコースが走れる子ども用バッテリーカー、そして子ども用アスレッチックのある遊戯広場と、森の中に遊び場が点在しています。

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芝生が広がる遊戯広場。2月には緋寒桜が満開になる。

トゥクトゥクに乗って自然の中を駆け回るツアー

奄美フォレストポリスには、東南アジアなどでよく見られる三輪自動車トゥクトゥクのツアーがあります。「大和村パワースポット巡り」では、大和村の大和浜集落で聖地とされる滝の川山(たきのこやま)で樹齢300年の巨木を見たり、太陽の滝壺という名前がついたマテリヤの滝を訪れたりします。

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子どもも大人も乗って楽しいトゥクトゥク
「ナイトツアー」では、夜の山道をゆっくり走り、夜行性のアマミノクロウサギやアマミヤマシギなど貴重な動物を探します。時折イノシシやハブなどと遭遇することもあるそうです。また、満点の星空を楽しむこともできます。

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マミノクロウサギは年間を通して観察することが出来ますが、4~10月がお勧めです。

美味しい料理を楽しんだら、涼しい風が通り抜ける森でのんびり

奄美フォレストポリスの管理棟には、マテリャー茶屋という食堂があります。下の写真は現在試作中の「マテリヤの滝壺カレー」です。食材で滝壺に輝く太陽と、ゴツゴツした岩、青々した亜熱帯の植物が表現されています。現在、島の猟師の厳選素材で作る「奄美イノシシカレー」も開発中とか! 凄腕の猟師さんが捕まえたイノシシは全く臭みがなく美味しいので、今から商品化が楽しみです。

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今シーズンから販売予定のマテリヤの滝壺カレー

また、最近はハンモックでお昼寝ができるのだとか。奄美の夏は暑いですが、奄美フォレストポリスは標高が高く、風が爽やか。蚊帳付きのハンモックもあるので、虫に刺される心配もありません。

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涼しい風が通り抜ける森で、気持ちよくお昼寝できます。

奄美は海もいいけど、山も素晴らしいです。貴重な動植物の宝庫“奄美フォレストポリス”に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

奄美フォレストポリス

http://www.amamiforest.com
住所:鹿児島県大島郡大和村大字名音1476
電話:0997-58-3166
管理棟の開館時間:9:00〜18:00(宿泊は15:00〜翌10:00)
※宿泊、グラウンドゴルフ、トゥクトゥクツアーの受付は管理棟へ
月曜休み

バンガロー小:4人用1泊7,000円
バンガロー大:18人まで1泊27,000円(5人まで増員可能)
常設テントキャンプ:1泊2,000円
キャンプサイト:1泊1,000円

この記事を書いたフォトライターPHOTO WRITER

新潟県十日町市生まれ。地方紙記者、農業、バックパッカーなどを経て、旅行雑誌や旅ガイドシリーズの編集に携わる。同時に、野外フェスの企画運営や、NPO法人で海外教育支援、震災復興支援を行う。2016年4月から奄美大島に移住。大和村地域おこし協力隊に就任。

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