【島ジューリ漫画|vol.1】奄美の郷土料理といえば『鶏飯』は外せないの!?

うがみんしょーらん。

私は瀬戸内町地域おこし協力隊の才木と申します。趣味のイラストや漫画を使い、奄美のおいしい島ジューリ(島料理)を、私なりの視点から全6回でご紹介させていただきます。

 

「鶏飯」について島内格差が判明?!

「よーし。第1回目の島料理は鶏飯にしよう!」と決定。

しかし意気込んでみたものの、出だしからつまづくことに…。

私が住む瀬戸内町では、実は鶏飯にあまり馴染みのない人も多い、という事実をつきつけられたのです。

「”とりじる”のことか?あれは食べん」
「若い人は作るだろうけどワン(私)は食べもせんよ」

集落のばあちゃんやじいちゃんに聞くとこんな答えが返ってきてしまう。

 

そうなのです。

実は、鶏飯は奄美の中でも奄美大島北部の郷土料理。お店も、奄美市笠利町や龍郷町、奄美市名瀬に集中するほどなのです。南部の瀬戸内町では作る人が少ない様子…。

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困った。

 

そんな私に救いの手を差し伸べてくれたのが、『はじめてのあまみ郷土料理教室』(NPO法人奄美食育食文化プロジェクト主催)の開催のお知らせ。
メニューの中に鶏飯があったので、すぐさま申し込んで行って来ました。

 

鶏飯の作り方を料理教室で学ぶ

講師の久留ひろみさんは奄美市名瀬の方。

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料理教室参加者40名に向けて、「鶏飯作るのは初めての方は?」と問いかけ。
私も含めほとんどの方が挙手をし、「楽しみだわー!」と力強くおっしゃる彼女のニヤリとした顔が印象的でした。

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5名のグループにわかれて料理開始です。
私は奄美市名瀬の同窓生仲良し4人組のねーさん達とグループになりました。

 

鶏飯はもともとは中国の薬膳料理で、鶏、しょうが、クコが入った『とりん汁』というものだったそうです。
昔ながらのものは、鶏あぶらが浮いている汁であることがポイント。料理教室では、それを大事にレシピに起こしています。

 

材料のポイントになる鶏は、「元祖鶏飯 みなとや」さんの鶏と同じものを用意したとのことで、地産地消を実践する久留さんのレシピに、同じグループのねーさん達は「自己流でやるのとは出汁が全然違う」と言っていました。

 

ただあるものを産地考えずに買って作るのではなく、素材がいかに大切かを話す久留さんの考えに私も含め考えさせられた瞬間でした。

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しかし、普段キャベツを加えるだけでできちゃうような、お助けアイテムを多用するズボラ主婦の私。
同じグループのねーさん達の手際の良さに、ついていくのがやっとだった私は気がつけば汗だらだらで思わず、「こんなに真剣に料理したの初めて」と言ってしまい、「ふだん、何つくってるわけ?」と笑われてしまいました。地産地消以前の問題ですね。

 

おいしい間違いない、鶏飯レシピ伝授

『鶏飯』レシピ(5~6人分)

米        4カップ
親鶏       1羽(1.2kg~1.5kg)
鶏ガラ      1羽(親鶏なかったら鶏ガラ3羽で代用)
出汁昆布     2枚
干ししいたけ   6枚
(※薄口しょうゆ 小さじ2、島ザラメ 小さじ2、しいたけの戻し汁 小さじ2)

卵        4~5個
パパイヤの漬物  50g
ネギ       40g
ミカンの皮    10g
刻み海苔     10g
生しょうが    適宜(紅くするならクコの実を使う)

☆スープ (約2,000cc)
☆塩       大さじ1、小さじ1
☆薄口しょうゆ  大さじ2
☆濃口しょうゆ  少々

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【作り方】

  1. 米はといで浸水させて少し水を控えて固めに炊く。
  2. 親鶏と鶏ガラはきれいに洗う。
  3. 干ししいたけは水(分量外)で戻しておく。石づきを取り、千切りにして(※薄口しょうゆ 小さじ2、島ザラメ 小さじ2、しいたけの戻し汁 小さじ2)で味をつける。
  4. 大きな鍋に鶏にかぶるくらいの水(分量外)、鶏、出汁昆布を入れて強火で沸騰させて、アクを丁寧に取り火を中火にする。(鶏あぶらは取らない)その後、絶対に沸騰させない。
    ※沸騰させるとスープが濁る。
  5. 約2時間炊いたら、モモ、ムネ、ササミを取り出し、時間があればさらに1時間炊く。取り出した鶏肉は熱いうちに手で割いていく。
    ※冷めるとタンパク質は固くなるので注意。
  6. 時間がきたら火を止めてこすか、骨を取り上げてから、網じゃくしできれいにすくい取る。スープが濁らないように注意する。味付けは塩で決めてから、薄口しょうゆ、少し濃口しょうゆを入れる。
  7. 卵は1個ずつ塩少々(分量外)をいれて、フライパンで薄焼き卵にし、錦糸卵に切る。
  8. パパイヤの漬物、ミカンの皮はみじん切り。ネギは小口切り。
  9. 鶏、しいたけ、錦糸卵、パパイヤの漬物、ネギ、しょうが(すりおろし、千切りお好み)を皿に彩り良く盛る。
  10. お茶碗にご飯を盛り、その上に好きなように具材をのせて熱いスープをかける。

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私の盛り付けです。いかがでしょうか?

 

 

おまけ:島のお菓子紹介

奄美市笠利町の郷土菓子『ふなやき』。

黒糖の優しい味わいとモチモチとした触感がほっこりとさせてくれる黒糖菓子。

形と色が舟の形(奄美の板付け舟)に似ていることから、ふなやきと呼ばれ島の銘菓として奄美市笠利町を中心に親しまれているようです。緑色のものは抹茶を混ぜたもの。

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《飲食店の詳細は のんびり奄美で掲載中!》

この記事を書いたフォトライターPHOTO WRITER

瀬戸内町地域おこし協力隊として情報発信ばかりしている主婦。2013年から主婦をしている割には、料理に対する苦手意識から手抜き料理ばかりの為、料理レベルが一向に上がらないのが悩みから諦めに移行中なのが悩み。2016年に風光明媚な瀬戸内町の蘇刈集落へ移住。「移住は奄美」をキャッチフレーズにコアな瀬戸内町の情報をSNSなどで発信。 HP:http://iju-amami.strikingly.com/ SNS:Twitter&Facebook&Instagram「移住は奄美」

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