宇検村の最西端、屋鈍集落・屋鈍海岸を散策してみよう

島景

2022/09/05

ペン

くらげねこ

屋鈍道中展望

ドライブは準備万端で楽しんで行ってみよう!

奄美空港から車で2時間と少し、奄美大島の西南部に位置する宇検村。その西の果てにあるのが屋鈍(やどん)集落と屋鈍海岸です。
(※マップや看板に「屋鈍海水浴場」と表記されている箇所もありますが、2022年8月現在は「屋鈍海岸」となります)

屋鈍行き案内

看板があるので、目印にして進みます。道が狭くなっているところや、携帯電話の電波の入りづらいところもあるので注意しながら行きましょう。たまにある高台の景色を楽しみながら、のんびりとドライブです。

そして注意して欲しいのが、宇検村にはガソリンスタンドが2軒しかありませんので燃料に余裕を持ってお出かけするのをお忘れなく。

到着したら車をとめてケンムンにご挨拶

屋鈍入り口

屋鈍集落に入ると、海岸の目の前に駐車場があります。

駐車場

駐車場の横には屋根のある休憩スペースやトイレ、シャワー、個室の更衣室が完備されています。宇検村の海岸はこういった施設が充実し、管理が行き届いていて綺麗ですので、家族連れでも安心して利用できます。

海岸沿いの道路を歩いていくと、途中もう1箇所屋根つきの休憩スペース、その横には海を眺めるケンムンの像が立っています。

海を眺めるケンムン

ケンムンとは奄美の妖怪で、島のあちらこちらでその昔話や体験談などが残っています。森の守り神とも言われていて、恐れながらも敬っているという不思議な存在になっています。(詳しくはこちら

宇検村にはケンムンの像が全部で6体、宇検村の名所各地にあります。それらを探しながらめぐるドライブもおすすめです。どのケンムン像も個性のあるポーズをしていているのでぜひコンプリートしてみてください。

そしてその先、集落の中心には土俵のある広場と案内看板があります。

土俵のある広場
珊瑚の石垣

屋鈍集落のお店もぜひ訪れて

広場を過ぎると今ではとても珍しい珊瑚の石垣が残るお店があります。

令和4年の7月にオープンしたばかりの「どんどん」。たこ焼きや焼きそば、魚フライ、そして生ビールや焼酎が飲めるお店です。運転をしてきたので、生ビールはぐっと堪えて海を見ながらたこ焼きをいただきます。

どんどん外観
どんどんのたこ焼き

「お店の定休日などの情報は、Instagramを見てきてね。」と、素敵なおふたりが温かく迎えてくれます。

どんどんのおふたり

 

さらに先に進むと目を引く外観の「やどんカフェいちのいち」があります。

カフェだけでなく併設されたコテージもあり宿泊することもできます。宿泊は人気なのでお早めの予約がおすすめです。

やどんカフェ

カフェには焼き菓子やドリンクがあり、店内スペースで召し上がることができます。ヤギやニワトリなども一緒に暮らしていてのんびりした雰囲気のすてきなお店でした。

焼き菓子とアイスコーヒー
ニワトリのお出迎え
お昼寝ヤギ

この日はニワトリのチカホミニーさんが愛想を振り撒きながら闊歩していました。

ヤギのめいちゃんはお昼寝中。

動物がいると見てて飽きません、ついつい長居してしまいます。

「やどんカフェいちのいち」の定休日は火曜、水曜、木曜。営業時間は12:00-16:00です。

屋鈍の海、贅沢ビーチを堪能しましょう

せっかくのよく晴れた夏の日、海岸にもお邪魔してみました。

海から海岸を眺める

集落に入ってすぐの辺りは浅瀬で白い砂浜が広がっていますが、その先は珊瑚の岩場が広がっていてイ、ソギンチャクに住んでいるクマノミなどを見ることができます。波も穏やかなのでファミリー向けの海です。

クマノミのお家

海岸の奥の方には船着場があり、ときどき船の往来があるので、くれぐれも安全に配慮して遊んでください。

屋鈍海岸は島在住の人でも訪れたことがないという人が多く、まさに秘境のプライベートビーチのような場所。本当の手付かずの自然が残る数少ないスポットです。奄美に遊びに来た際には贅沢に時間をとって足を伸ばしてみて欲しいと思います。

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この記事を書いたフォトライター

くらげねこ

くらげねこ

2013年より奄美大島に居つき、農作業をしながら主夫業をしている。趣味のダイビングは10年以上で潜水士の資格と船舶免許持ち。水中写真を中心とした色々な写真を撮るのが好き。

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