奄美初!本格的ライブハウス「ROADHOUSE ASIVI」

島唄

2016/06/25

ペン

山田 久美子

奄美ROADHOUSE ASIVI外観

「ROADHOUSE ASIVI(アシビ)」は、ロック、ポップス、ジャズ、DJイベント、島唄など、ジャンルを問わず音楽を楽しめる、奄美初の本格的ライブハウス。

1998年のオープン以来、奄美の音楽を全国に発信し続け、「元ちとせ」「中孝介」「カサリンチュ」など、多くの奄美出身ミュージシャンから「ホーム」と慕われています。

本土から足を運ぶプロミュージシャンも多いここは、まぎれもなく奄美の音楽の中心基地であり、「島唄」を次世代に歌い継ぐ場にもなっています。

奄美ROADHOUSE ASIVI代表、麓憲吾氏

「ASIVI」を運営する有限会社アーマイナープロジェクトの代表、麓憲吾氏。

自身もドラマーとして音楽に触れていた麓氏は、「奄美にもライブハウスがあったらいいのに…」という思いを胸に抱きながら、バーや公民館でイベントをしていたそう。

誰かがライブハウスを建ててくれるのを待っていたがその気配はなく、自分がやるしかないのだと行動に移し「ASIVI」が完成しました。

奄美ROADHOUSE ASIVIのLIVE

音楽好きが集まって、ただ純粋に音楽を楽しめる場所。そんな場として、ステージを有する本格的なライブハウスをつくることが目的だった当初は「島唄のことなんて考えていなかった」と麓氏は言います。

「ASIVI」ができたことで、島外からミュージシャンが島を訪れるようになりました。本土からくる彼らから島唄の素晴らしさを教えられた麓氏。しかし島唄の聴き手は年配の方ばかり。次世代に引き継がなければ、島唄が廃れてしまうのではないかと危機感を抱いたそう。

そんな時、島唄を同世代・次世代へ感化するべく活動を開始した「サーモン&ガーリック」にドラマーとして参加しました。若手唄者たちとともにイベントを開催していく中で、「元ちとせ」がメジャーデビューしたのです。

本土で「島唄」のスピリットがさらに評価されて「ASIVI」に戻ってくるアーティストたち。それを目の当たりにした奄美の人々は、島唄のすごさを再確認することとなりました。

奄美ROADHOUSE ASIVI内観

ライブのない日はダイニングバーとして営業しています。

店内はスタンディングで250人、イスとテーブル設置の場合は80人収容可能。結婚式の二次会、同窓会、歓送迎会の会場としても利用されているため、イベントスケジュールを確認してからご来店を。

奄美ROADHOUSE ASIVIメニュー

黒糖焼酎はもちろん、ウイスキーやカクテル、ワインなど、アルコール類の品ぞろえも豊富です。お酒に合わせたおつまみ的なものから、しっかり食べられるお食事、スイーツまで、幅広く楽しめるスポットです。

 

 

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この記事を書いたフォトライター

山田 久美子

山田 久美子

ライター/フリーランスウェディングプランナー。名古屋出身。2012年に初めて訪れた奄美に惹かれ移住。特別な一日を奄美の景色とともに思い出に残してほしいという思いで、島を会場にしたオーダーメイドウエディングのプロデュースを行っています。

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